344 光がさすカデンツ

スケール(音階)の後のカデンツ(ジャーンジャーンジャーン、起立礼着席みたいなやつ)がなかなか体に染みつかないので、昨日はカデンツの和音の高い音だけ覚えました。ドドシド。しかし。これはハ長調だからで、調が変わっていくとカデンツも変わっていきます。ということは、ドドシドで覚えてはいけません…。主音、主音、導音、主音…と言うらしいです。ドの場所がどこで始まっても(ハ長調が違う調になって、ソから始まっても、レから始まっても)始まりの音は主音。主音のひとつ前は導音。ここら辺からうっすらと拒否反応が出てきます…。

ハ長調から♯1個増えた調はト長調、音階はソがドの役割になるのでソが主音。ソラシドレミファ♯ソで1オクターブ、だからカデンツの和音の高い所はソソファ♯ソ。よし、覚えられたぞ。実際にカデンツを弾いてみて、よっしゃぁ、できたぁ。♯2つ、♯3つ、と増やしていっても、おっ、いいねっ。ということで、カデンツを弾く時に意識すべきはワタシの場合、導音の場所でした。今まではやみくもに探していましたが、導音、という単語を知ってから光がさしました…。バッハ様の平均律クラヴィーア曲集1-1前奏曲とかアヴェマリアとかの曲が頭を流れますよ。できるとうれしい。いくつになっても。

コメント