今は亡きピアニストの中村紘子さんが書いたエッセイに『どこか古典派』という本がありますが、その中にピアノの調律をF1レースに例えたお話があります。F1レースの名手になればなるほど精密なマシーン整備が必要で、ピアノのコンサートでもその調律はマシーンの整備とよく似た高度で複雑な作業となるのだと。F1レースの報道ではメカニックのチームプレーに関する批評がのっているが、ピアノのコンサートのプログラムにも調律師の名前を入れるべき、と。中村さん、ステキな方だったんだなーと思います。
ワタシは電子ピアノなので調律は必要ありませんが…。電気がきていればすべて良しですよ。発電所の人の名前を…。

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