201 妄想

『ピアノテクニックの科学 アンスガー・ヤンケ 晴美・ヤンケ 2016 アステルパブリッシング』を読んでいるのですが、この本、前も読んでいて付箋がもっさり付いているのに、まるで新鮮に読めるのです…覚えていない…どういうこどだ…と思いながら自分の海馬のサイズに思いを馳せるのでした…。

その本の中に、F(力)=m(質量)×g(加速度)が出てきて、拒否反応を起こしそうになりました。本にはハンマーが弦を打つ加速度を変えることで力が決定される、ハンマーを打つ速度が音の強弱や響きを決定する唯一の変数値だ、ということが書いてあって、ピアノの世界の表現方法が苦手なワタシとしては、おぉーと思うのです。わかりやすいの好き。つまりですよ、自分の手のスピードと重さがコントロールできればいいということですね。なるほど、ここまでわかりました。しかし。どうやって手の(腕も含めて)スピードと重さをコントロールするのでしょう。どうやって鍛えるのでしょう。重さについてはプロの方々の演奏を見ていると体の重さを手にかけるように半分立ち上がったりしているのを見かけます。スピードは?もしかして、これは足の速い子は小さい時から速いように、遺伝子で決まっているものでは…。ピアニストの反田さんの演奏の動きにはとてもキレがあって、きっと足が速いだろうなぁ、と勝手に妄想しているワタシです。

続きを読めばもっと詳しくわかるはず…と信じて2回目を読み進めます…。

コメント