中学生の頃、体育の時間に『指立て伏せ』という運動がありました。腕立て伏せで手のひらを床につけるところを指だけ床につけてやる感じの運動でした。なんでみんなはこんな痛い運動ができるんだろうと憤慨しながらやっていたのですが、隣の子がワタシの『指立て伏せ』を見て「こわいー」と言うのです。なぜ?と聞くと、指の爪に近い方の関節(DIP関節)が手のひら側に曲がりすぎている、と。えっ、そうなの?みんなは曲がらないの…?どうもワタシは体は硬いが指の関節は柔らかいことがわかったのでした。
調べると、DIPの関節可動域は0~10度だそうです。ワタシの人差し指のDIP関節を反対の手で押して分度器で測ったら45度伸展しますよ…。測り方が悪いのかなぁ。
そのせいかわかりませんが、ピアノを弾いていると時々DIP関節が曲がってはダメな方向に曲がるのです…。アメンボみたいにカクッと…。どの本を読んでも、ネットで見ても、このアメンボの形は×、と書いてあります。
手の形的には、力がうまく伝わらんだろうなー、ということは思い浮かぶのですが、フォルテでなければ問題ないのではないかな、とか、指先が鍵盤に当たる面積が広くなるから指先で弾くより鋭くない音が出ていいんじゃないかな、とか都合のいいように考えて…。アメンボを防止するには指先に結構な力を入れていないといけなくて、それがいいのかどうか…。
加齢とともに関節が硬くなるのを待つ、という手もありますね。どこまで硬くなるか楽しみですよ。

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