495 恥

今練習中のギロックの『アラベスク センチメンタル』ですが、なんだかうっとりするようなメロディラインなので弾いていて気持ち良くなってしまいます。ミスタッチで現実に戻されますが…。自分の演奏に酔うのはいけません…。俯瞰して自分の演奏を聞くことができないくせに自分の演奏に酔うことはできるってどういうこと…。

まだ間違わずに弾き通すことができないので、姑息な手を考えてうまくいった録音の前半と後半をつなげてしまおうか、などど企てましたが、微妙にテンポが違っていて企ては未遂に終わりました…。ところで姑息な手、の『姑』というのは一時な間に合わせ、その場逃れの意味があるそうですね。私のイメージはこの年まで『ズルい』でしたよ…。ズルい手を使う…。『姑』という字を使っているのでいじわるばあさんのイメージで60数年生きてきました…。世の中知らないことばかり…(知らなくて恥ずかしいことばかり、とも言えますね…)

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